Name: さよなら、田中さん [ 鈴木 るりか ]
Price: 1320 JPY
Rating: 4.86 (22 reviews)

さよなら、田中さん [ 鈴木るりか ]

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5 2018-03-01

神様: 小学生の時から受賞歴ありというのも凄いが実際、なかなかの筆力だと感心した。笑わせるセンスは、芸の無いお笑い芸人に見習ってほしいし、ホロリとさせるコツも充分に心得ている。テレビの影響も結構、受けている世代だが、一方、本もよく読んでいるようだ。好きな作家が志賀直哉。中学２年生にして、これまた……寿司の話が出てくる表題作は「小僧の神様」を思い浮かべてしまった。独りよがりな純文学には進んで欲しくない。; このレビューのURL

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5 2018-01-24

幸せは、決してお金の有無じゃない: 中学生が書いたとは思えないほど、素晴らしい作品です。
ストーリーはごくシンプルなのですが、しっかり作り込まれていて、文章表現も分かりやすく、かつ語彙力も高いので、「読みやすい」というのが何よりのポイントだと思います。
状況説明、心理描写、伏線の回収、ストーリー構成、読み終わったあとの"満足感"…。
そこまで小説を読まない私でも、これらに何ら不自然さがないので、どんどん読み進めることができました。
ここ最近、10代でとてつもなく輝く人がクローズアップされますよね。この著者、鈴木るりかさんは間違いなくこれからの日本の文学界で輝く若者のひとりになるんじゃないかと思います。
この作品の映画化を強く希望します。; このレビューのURL

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5 2019-10-12

才能溢れる: 表題の作品は、実は、立ち読みページに全編が掲載されており、そちらで読みました。そして、気に入ったので、作者の応援の意味も込めて、一冊購入し、改めて読んだ次第です。子供ならではの、とても素直な作品。音楽で言えば、ラップとか、パンクとか、奇をてらったものでなく、スリーコードで作った素朴な王道のフォークソングのような。新井素子さんがお好みの方には特にお薦めします。; このレビューのURL

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5 2019-07-05

感銘: 大人が書いたらここまでリアルに感じる文章が、書けたかなと思います。
最初の頃の文章は子供が主人公のお話なのに、小難しい単語がやたらと出て来て、子供の頃って使いたがるよねぇと読みにくさも少し感じていましたが引きこもり「けんと」が賢人に変わって来た辺りから読みにくさは、消えてグイグイと引き込まれて行きました。これを機に次の話も読みます。
田中さん親子のその後も読んでみたいです。; このレビューのURL

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