認知症は本人も混乱が多くてしんどいし、家族は身を徹して介護しても、暴言や行いで、精神的に追い詰められるのできつい。私は、親が認知症になる前から約10年ほど介護を献身してきました。しかし親は記憶障害でそれらを綺麗に忘却。やるせない気持ちは大きいですが、これを自分も将来的に我が子に振舞うのかと考えると、非常に怖くなってしまい、現在夫婦にて、認知症予防を取り組んでいます。まだそんな齢ではないのかも知れませんが、認知症には若年性認知症も(30代後半から40代50代でも)あり得るのと、本誌を読んで知ったのは、突然発症したように思えても、それは無自覚のうちに20年を掛けて脳に「リン酸化タウ」が溜まった結果であると言うこと。一般的な発症年齢から20年を引けば、おおよそ30代後半から40代50代60代ならば、予防策を始める年齢に早いとは思えないです私は。認知症にも種類があって、今までは、親の認知症介護にあたることをメインに知識を深めてまいりましたが、これからはそればかりではないなと。認知症介護の知識としても、自身の予防目的としても、分かりやすくまとめられているので、入っていきやすい本だと思います。