「みのりの手」→スピンオフ「四代目・大和辰之」→さらにスピンオフがこのジェラシー。「四代目・大和辰之」の大和辰之が生まれる前、父の大和明虎と「四代目・大和辰之」で適役だった櫓木卯一が出会うところから始まり、この二人を主軸にして話が展開します。2巻以降は「四代目・大和辰之」以降の時間軸に戻ってきたりするので長年のファンも楽しめる作品です。

先ず、この本を手にする前に「みのりの手」、「四代目大和辰之」の順に読むことをお薦めします。物語の繋がりが単行本毎にあり、巻を重ねるにつれて登場人物の役目・存在が大きくなります。 「みのりの手」に前半ちらっと登場した人物(本当にサブのサブキャラ)が主人公となる「四代目大和辰之」も読み応えがありましたが、更に続く当本は何の因果か、大和辰之くんの父親達の過去(若い頃)の話です。読み進めるごとに内容も濃密になり大変面白いです。 この作品は１巻目とのことなので、早く２巻目が読みたいです！