「困った」その場面に応じた対策の紹介と一緒に「こういう便利グッズやサービスがある」という紹介がある点は、とても参考になりました。
ただ、読んでいてとても疲れます。
情報量が多いからという理由だけではなく、内容自体が少し難しい気がします。本書を難なく読破し、自力で仕事に活かす事ができる方は、発達障害の程度もわりと軽く、社会性が高い方のように思います。精神福祉系のサービスに従事される人材が豊富とは決していえない状況下で、自分の症状にもがき苦しむ当事者にとって、もっと読みやすくて本当に痒いところに手が届く一冊がもっとあってもよいのでは、というのが本音です