読んで3か月くらい経つ、
この本を何で知ったのか忘れたが、
発売後すぐくらい、
読みやすいし、何より興味があったので
すぐに読んだが、
内容的には残念な感じ。
政治家、田中真紀子より
人間、田中真紀子に興味があったし、
女性首相も視野に入った瞬間も。
親子でなければ書けない事実も
いくつかあったが、
驚きはなく、
やはりロッキード事件についての
娘だから言える視点も描いて欲しかった。
踏み込みが全然足らない。
言い訳めいたことが多く、
身内だからそれも当然だけど、
政治家として長く公人だったのだから
もっと客観的に
父親を評論して欲しかったな。
とは言え、田中角栄の親としての
視点は新鮮であり、
親となれば、大政治家といえども
同じなんだなと親しみが沸いた。
功績と功罪と
まだまだ評価が定まらないが
人間的にはスゴク魅力のあった
人だったのはこの本からも読み取れる。
田中角栄の時代から
時代は変わっても
政治の混乱は変わらない、
誰もがよりよくしようと考えてるハズなのに
どうしてそんな簡単なことが
実現されないのか、
新しい法案が通過したと
新聞が大きく報じて
そうだ、この本を読んだっけと思い出した。
★100点満点で70点★