老人と宇宙、発売時にゲットして以来、久しぶりにこのシリーズを読みました。
このシリーズも会話の部分が長いのですが、一癖もふた癖もある登場人物の一筋縄ではいかないやりとりがこれまた絶品です。
クローンに意識を埋め込むとか、身体を取り換えるとか、ファージを経口投入して身体を改造してしまうとか・・・1、2巻を読んだときには、そういった倫理的なお悩み方面に走ると思っていたのですが、いやいや本巻ではすぱっとわりきって堪能しています。
特にレイフの性格づけが素晴らしい。ヒッキーでニートかつプログラマーおまけにオタクの航海士ですよ? このキャラでなけれがおそらく鬱々とした作品になったでしょう。
そういった配置自体、作者の才能なのでしょうね。
楽しみました。