瀕死の状態で薩摩入りを果たした坂崎空也は前薩摩藩主島津重豪の御側御用を務めた渋谷重兼と孫娘の眉月に命を救われる。再起した空也は、野太刀流の薬丸新蔵と切磋琢磨して薩摩剣法を極めていく。
そんな中、空也を付け狙う外城衆徒が再びその姿を現した。試練に立ち向かう空也の一番勝負の行方は。。。
ほのぼの空也の活躍、勝気な眉月との初恋と、これからの空也シリーズ十番勝負が楽しみです。
-----
■本書の基本情報
・筆者:佐伯 泰英(サエキ ヤスヒデ)
・略歴:1942年、北九州市生まれ。日本大学芸術学部映画学科卒。デビュー作『闘牛』以後、スペインをテーマにした作品を発表。'99年、初の時代小説『密命』を皮切りに次々と作品を刊行、時代小説の旗手として高い評価を得る。
・出版:双葉社
・発売:2017年1月
・ページ数:334p
■これまでに購読した佐伯泰英の著書
・「異風者」
・「密命」(全26巻)
・「夏目影二郎始末旅」…第14巻まで
・「古着屋総兵衛影始末」(全11巻)
・「吉原裏同心」…第16巻まで
・「居眠り磐音江戸草双紙」(全51巻)、「居眠り磐音江戸草双紙 読本」
・「酔いどれ小藤次留書」(全20巻)
・「新・酔いどれ小藤次」…第5巻まで
・「空也十番勝負」…上巻まで