帯に「刮目せよ!これは【王道】の少年マンガだ!」とある。
まさにその通り。第一巻を読み終わった時、思わず一人で拍手をしていた。
主人公の頑張りに熱くなり、ヒロインの規格外の存在感に魅了され、友人たちの支えに胸を打たれ、テンポの速いストーリー展開に翻弄され、引き込まれ、声を出して笑った後、思わず涙する。こんな漫画に出逢ったのはいつ以来だろう。
「キル・ビル」も「トゥームレイダー」も向日葵乱奈の前では色褪せて見える。こんな悪女ヒロインが次々と登場するのだ。
作者はこれが初連載作品の新人だというが、構成力に高さに驚かされる。コマが大きく、特にダイナミックな見開きは圧巻。絵で伝える、まさに漫画の【王道】。
ちょっとコメントが熱くなり過ぎた感もあるが、こんなに人に勧めたくなる漫画は初めてなのだ。読んでみて欲しい。