原田マハさんってキネマの神様で初めて読んだけどぐっとくる。この小説は、戦後の沖縄を題材にした小説ですが、年老いた医師が、診察室に飾ってある絵画を鑑賞しながら毎日を過ごし束の間の微睡みに、精神科医として沖縄に居た、若い頃を思い出すお話しですが、画家達との思い出、沖縄の事を深く、理解出来ない自分と沖縄の画家達との食い違いを、越えた、友情が凄い。ヤッパリ、最後は、感極まって、泣いてしまいました。沖縄の事を、内側からと外側からを描いている所が、ヤッパリ凄い、原田マハさんは、巧いとつくずく思える1冊です。