レビュー遅くなりました。方向性・目標が定まっていて決意する、その基礎力に「やり抜く力(情熱&粘り強さ)」かなと。長い人生は山あり谷あり障害物競争あり、人生で挫折や失敗を味わったとき、心が折れても自分がどれくらい粘り強く踏ん張れるか大事。大人でも遅くないのかもしれませんが、子育ての過程で参考になる考え方の1つに。
でも、個人的には、方向性・目標が定まっていない模索中の場合、何かに対して時間やエネルギーを費やしてきたものの、それがムダになってしまった時に理性的な決断を下すために、置かれた状況から自分を切り離し、客観的立場に立って考える力、よりよい選択を重ねていくことも重要だと思ってしまう・・・。「継続こそが力なり」その通りだと思いつつ、別の角度でもいろいろ考えることのできた本。おススメ。
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IQでも才能でもない、成功に必要な第3の要素とは?人生の成否を決定づける「やり抜く力」について、自分での身につけ方から、子どもなど他人の「やり抜く力」を伸ばす方法まで徹底的に明らかにする。
自分にとって最も重要と定めた目標に対して不変の興味を抱きながら粘り強く取り組む「情熱」と、困難や挫折に負けずに努力を続ける「粘り強さ」がそろっていれば、誰もが目標を成し遂げられるとダックワースは説く。
その上で、「やり抜く力」を伸ばす方法を詳しく紹介する後半は本書の美点であり、教育界、ビジネス界、スポーツ界だけでなく、子育てに悩む親をはじめ、多くの一般読者に評価される理由となっている。
「やり抜く力」が強いということは、一歩ずつでも前に進むこと。
「やり抜く力」が強いということは、興味のある重要な目標に、粘り強く取り組むこと。
「やり抜く力」が強いということは、厳しい練習を毎日、何年も続けること。
「やり抜く力」が強いということは、七回転んだら、八回起き上がること。