あくまで小説として読ませていただきましたが、 当時の状況と類似点もあり臨場感がありました。 ぜひ多くの方に読んでいただきたいと思います。

文藝春秋社より発刊され絶版になった平成が元ですよね。文庫化するのであれば文春文庫から出版するのが筋だと思うのですが、参議院議員選挙の最中の週刊文春による選挙妨害記事からもわかる様に、青山氏と文藝春秋社との間に大きな溝が出来ているんですね。今回、幻冬舍文庫からの発刊にあたっては文庫版オリジナルの文面もプラスされているとの事。絶版の為、入手する事が出来なかったものを、こんなに良心的価格で読ませていただけて、本当にありがたく思います。

青山繁晴氏の小説「平成紀」を読んだ。小説の形をとっているが主人公の通信社記者楠陽は青山氏自身であり，時の政府要人も同名で登場する。昭和天皇崩御と新年号制定についてのドキュメントといってよい。氏のラジオやネットテレビでの言動からなんとなく概要は知っていたが，この小説で詳細，特にその時の記者青山氏の感情を良く知ることができた（と思う）。そして大変感銘を受けた。一読を強く奨める。幻冬舎が復刻してくれて読むことができた。出版社にも感謝する。

現在は議員となられた青山さん、いつも国益を考えら れ数々の作品を出版されていますが、この作品は2002年 に出版されたものの絶版となり、入手困難だった作品で 、今やオークションで高値で取り引きされる程のものを 文庫版で安く再販されたのは嬉しい限りです。正直言っ て学が無いと読み辛いです。私もはっきり言って専門的 な事は分からず、チンプンカンプンな所はありました。 でもいつも何事においても全力投球な姿勢の青山さんの 熱意が伝わります。途中、ロマンスが起こるのですが、 これはフィクションだそうです。それが表現が何ともロ マンチストで男はこうでないと！とポォっとなります （笑）こんな表現も出来る方なんですね。 天皇崩御と言うと堅苦しい様ですが、天皇陛下のお気持 ちを大切に考えられるきっかけになりました。 日本文化のイロハと言うかこれまで知らなかった事を知 りたくなる、そんな作品です。

青山さんの本は何冊か持っていますが、小説は初めてです。 平成になったいきさつが興味深かったです。

出版された時に買い、拝読しましたが 改元を前に読み直しました 今の記者の方々は何をされているのか？・・・

昭和から平成へ。今まで知らなかった話などがわかりおもしろかった。あの当時の（自粛ムード）・・状況が思い出されました。

とても楽しく読ませて頂きました。 他の作品も読んでみようと思います。

現在は参議院議員になられた青山繁晴氏の記者時代の昭和から平成に変わる時代を臨場感あふれる文章で私もその場にいるような感覚にさせてくれました。