10,11巻と続いた緊張感が解け、
良い意味でのインターバル的な巻。
(いつになくタッチが荒い?ような
気がするのはそのせいでしょうか…
気のせいだったら申し訳ないですが!)
『勝負の12巻』ということで、
主に2組の対局がメインです。特に、
9巻で不吉な疫病神として描かれた
滑川七段と零君の対局、
トリッキーな駆け引きが面白かった。
こんな相手と戦っている零君が
妻子捨男ごときに怯むはずもなかった訳だ。
その他に短編3作。
巻頭と巻末の短編がさりげな~く
対になっているのがお見事。
これはあかりさんと某八段にフラグが
立ったということでしょうか。
今後の展開も楽しみですが、
どうか映画化やアニメ化に本編がひきずられることのないよう祈ります!