寂聴さんの闘病記です。文庫の「老いを照らす」と少しかぶった話もあるものの、面白おかしい内容で、病や老いまで楽しんでしまう寂聴さんはやっぱりすごいです。字も大きめで、読みやすい本でした。

寂聴さんは話上手ですが、エッセイも読んでいて共感できる部分が多く楽しいですね。引き込まれて一気に読みました。５０歳代の私が言うのも変ですが、高齢の親と一緒の所為か、私がじじむさいのか納得のいく内容というか、自分の考え方と似かよっっているので、何か一寸不思議な気がします。兎に角とてもいい本です。