往年のファンからすると
盛りすぎたゲームシステムのせいでほぼほぼぐだぐだになっており
もとあったスピード感や真相まで至る爽快感がやや薄れています
3Dモデルと容量の都合なのか『多数の人間の中から犯人を見つける』ということがほとんどなく
メインと準メインキャラクターを除くと1つの事件で3人程度しか登場人物はいなく
ほとんど犯人がすぐわかってしまうのが残念でした
逆に証拠品は数が用意できるからか一つ一つが雑で
昔のシリーズおなじみの「一つの証拠でとことん」というのがありません
作りこみ方が甘く、単なる推理物に成り下がってる感があります
前半の事件で出てくる『契約書』などもたぶん昔のシリーズであれば
『未成年が保護者の同意なしに契約をしても無効』といった法的な側面からのアピールが出てきたと思いますが
そういったものがなくそういう『作りこみ』に魅入られた人間からすると残念でなりません
投げっぱなしという感が否めません
ただ今回
オドロキ君篇が一段落(3でナルホド篇が一段落したように)ということで
彼に関してはある程度深く掘り下げてストーリーをきちんとまとめてあり
『霊媒』がかかわっているのもあって最終話に関してはかなり楽しめる内容ではありました
まあただその分ココネパートの付け焼刃感がでてましたが…
最終話のシナリオが気に入ったのでかなり甘めの評価で☆4つとしましたが
初代付近の作り込みに魅入られた方にはあまりお勧めはできません