『町田くんの世界』は第20回手塚治虫文化賞(朝日新聞社主催)の[新生賞]に選ばれました。受賞おめでとうございます!!
実は、私は普段ほとんど漫画は読まないのですが、(特に少女漫画の世界は縁がなかったのですが)・・・
作者・安藤ゆきさんのその〈やわらかな感性〉には脱帽です。この受賞を知って、少女漫画にこんな素敵な作品があったんだと、新たな発見に嬉しくなりました。楽天ブックスさんでは、丁度、第1・2巻がメーカー取り寄せ(4月30日現在)なので、まだ、というか第3巻の冒頭(“第9話 世界は美しい”と“第10話 頑なボーイ”)を読んだだけなのですが・・・。高校生の“町田くん”の何気ない日常を描きながら、ふと、大切なものに気付かされるのです。この現代社会を生きていると、私たちは心がすさむこともあるのではないでしょうか? でも、この作品を読んでゆくと、まだまだこの世界、捨てたもんじゃないなと思わせてくれる、そんな、余韻が心地よい作品です。すっかり安藤ゆき作品のファンになってしまいそうです。女性に限らず、多くの人に読んでもらいたい作品です。老若男女、幅広く支持される作品だと思います。
なお、『町田くんの世界』は『別冊マーガレット』(集英社)で連載されています。