投稿記事を拝読し、佐藤初女さんに興味を覚え探して一冊に出会いました。 だいじに読ませていただきます。

天声人語にお話がでていたので、読んで見ました。 なくなった祖母のことを思い出しました。 季節ごとにいろいろなものを作ってくれていたなあ、と 思い出しました。おはぎや、草餅をたくさん早朝からつくっている姿が 浮かんできました。手を使って、時間をかけて、心を込めて作るというのは そのときばかりでなく、後からもじんわりと思い出します。 初女さんのように立派なことはできませんが、 毎日の食事、まずは身近な家族のためにがんばろうと、思いました。

初女さんの美しい写真と文章から 人の生き方の基本 のようなものが伝わってきます。 時々読み返し、自分を振り返ることを忘れないようにしたいと思いました。

オムスビを作る時に何を考えているのか？と聞かれた時の話しで、 「１０の工程が有るとしたら、１つもおろそかにしたくないのです」と答えていらっしゃるのですが、 とても共感出来ました。 昨今のＳＮＳブームで、調理中やテーブルフォトを多く見かけるのですが、 それって作ることに集中していないというこで、おろそかになっているということ。 また、美味しく食べるという工程をおろそかにしているのと同じだと思っていて。 私はあらためて、初女さんのように有りたいと思いました。

文字は大きく素敵な写真もたくさん載っていて、すぐに読めてしまいますが、 書かれているひと言ひと言が心に響き、何度も開いては読み返しています。

生きづらい世の中。 極々、当たり前が有り難い

佐藤初女さんの考えや生き方を知り、これからの自分の生き方に対する心持ちが少し軽くなったような気がします。

初女さんの生き方が分かる本です。 見出しが分かりやすく、心が温かくなる本です。