昔のアルバムもいい曲が揃っていますが、進化を遂げたBUMPの新しい名曲集といった感じです。サウンドは「いかにもロック」というところから離れて、キラキラとした音がちりばめられ、音だけ聴いていればとても軽やかで伸びやかで。
昔の曲しか知らない人ならこんな明るい雰囲気のバンドだったっけ?って思ってしまうかもしれない。でもそういう人にも是非聴いてみてほしいなと思います。
歌詞にはこれまでのBUMPと変わらないものがギュッと詰まっています。
光と影、喜びと悲しみ、そういった対になるものを上手く表現して心に迫ってくる気がします。
幸せでいっぱいの時でも過ぎ去った後に残る寂しさを思ったり、
悲しみで潰されそうな時には、どうしてこんなに悲しくなるのか、
悲しさの元となる幸せな時間を思い出させてくれたり。
心を揺さぶられる一枚です。