羊毛フェルトはつい最近まで苦手分野だと決めつけ、どうしても愛鳥の赤カナリアが欲しくなって、オークションで「カナリアを作ってください」とお願いしたことがあるのですが、届いたものはとても愛らしい反面、違和感がありました。
理由は、その子の体に使われていた羊毛が真っ赤だったからです。
赤カナリアと言えば、とっさに赤色が使われるのは致し方ないのですが、あれは色揚剤によるものなので、それを与えていない我が家の愛鳥は赤みがかったオレンジ色。
その使い分けができるのは飼主しかいないと思い、自分で作ろうと思い始めました。
でも、何もわからない状態で購入した鳥さんを集めた羊毛フェルトのレシピ本は思っていたものと異なり、愛鳥の作り方も載っていなければ、リアル鳥というよりもカワイイ系だったのであまり参考にならず…。
ところが、一か八かで表紙を見て購入を決めた今回の本はまさに私が求めていたものでした。
リアル系の鳥たちの中にはカナリアも含まれており、鳥種によって説明の分量は異なりますが、掲載されている鳥全てのレシピと型紙があります。
クチバシを閉じている子もいれば開けている子もいて、応用できる範囲も広いです。
表情や色合い、使用する材料などは作り手それぞれが基本レシピを見ながら個性を生かせばいいので、ここまでいろいろな鳥の作り方が載っていれば充分。
レシピ本としても作品集としても見ごたえのあるものなので是非みなさんにお薦めしたいです♪