■１９５９年公開・米映画「コルドラへの道」のＤＶＤ■ リタ・ヘイワースが好きで、出演映画を探して購入。 本作ではゲイリー・クーパーが共演しています。 時は１９００年代初期。メキシコの反乱軍とアメリカ北 軍騎兵隊との戦闘で、勇敢な活躍をした兵士５人を叙 勲推薦する為に、ソーン少佐(ゲイリー・クーパー)がそ の５人の引率と、メキシコ反乱軍に手を貸した牧場主 のアメリカ人女性ギアリー（リタ・ヘイワース）の連行を 兼ねて、コルドラに在る北軍基地へと向う。 当初は乗馬移動であったが、途中で反乱軍に遭遇し、 作戦上、馬を手放すことになる。以後は徒歩での移動 となるが、長い道程の中で、病人が出、彼を担架で運 び、水や食糧は少なく、酒もタバコも無く、疲れの中か ら少佐以外の兵士達は徐々に心が荒れてくる。果たし て彼らは叙勲に値するほどの、そして人として他の兵 士達の模範となるほどの英雄なのだろうか。その行軍 （移動）の中で醜い人間の性が剥き出しになってくる。 尚リタ・ヘイワースはこの映画出演当時４０歳ぐらい。 まだまだ頑張っている頃です。 製作者と監督は何を描きたかったのか？たった一回 の活躍ぐらいでは、人として叙勲するにはまだまだ早 いぞ、一回だけの英雄など、真の英雄ではないぞ、と 言いたいのでしょうか？ 確かに。現代の企業の中で、営業マンがたった一回、 目立った成績を上げた程度で昇格させているケースも あって、人としてまだまだ未熟な者が昇格することによ って、「もっと頑張ろう」と謙虚になれば宜しいが、逆に 自惚れて横柄な態度になる者も居て。。。（確かにｗ） 昔も当時も現在も、人間の煩悩は何ら変わらず共通と いうことを言いたかったのでしょうか？この映画で。。。 そう言えば、監督のロバート・ロッセンは私が先日観た 映画「リリス」の監督でもあり、やはり心理描写に何か 重きを置いているような気がします。単なる娯楽映画じ ゃありませんね。 注文番号：213310-20151107-0689408114