ナイチンゲールとグレイの絆がどんどん深まって行く。ナイチンゲールの強さが凄いです。面白い。

ナイチンゲールとシャイな幽霊の物語。作者の独特の作風が何とも言えない雰囲気を醸し出していて、一気に読んでしまいとても楽しめた。

ナイチンゲールのお話を藤田ワールドで描くのは、さすがです。 とても面白かったですし、読んで良かったと思いますが、 途中、中だるみをしました。 長編だからなのかな。

最初から最後までストーリーを決めて描いたであろう、風呂敷の広げ方はコンパクトですが、ラストと読後感の良さは流石です。

藤田和日郎氏が描くナイチンゲール異聞下巻です。白衣の天使ナイチンゲールに取り付いた幽霊グレイマンとともに戦場での看護を選んだ彼女の生き様が描かれます。対立する周りの人々の心を変えながら協力させていく彼女の強い意志に圧倒されます。藤田氏の次回作にも期待したいと思います。

上巻ではナイチンゲールとゴーストであるグレイの出会い、 そして人間時代のグレイの話が描かれていましたが、この下巻ではグレイがゴーストになるきっかけになった敵との対決が描かれています。 上巻でもそうでしがたナイチンゲールの優しさが魅力溢れる感じで表現されています。