バルカンがわかれば世界がわかると言っても過言ではないということが良く分かります。 明治の外交がうまくいっていたのはバルカンが分かっていたからであり、 昭和以降現代に至るまでの稚拙な外交はバルカンが分かっていないからです。 日本には覇権を失いつつあるアメリカを支える、または代わりに世界の秩序を守るポテンシャルと責任はありますが、今のままでは全く実力が伴っていないため、バルカンの事を知悉し、 今までの覇権国とは違う方法で世界の安寧を守って行くべきです。

電子書籍では読めないので久しぶりの紙の書籍を購入しました。

倉山さんの語り口がまた楽しい。 予備校の人気世界史講師みたいな。 けっこうファンになり、倉山さんの 本をその後何冊か読みました。 ユーゴのチトーなど、名前は知っていましたが どれぐらいえらい人なのかはこの本で 初めて知りました。