あの日、父の同僚の友人が相模湾を航行する船舶に乗船中でした。
突然、空から巨大な物体が降ってきたそうです。
その物体は海面を突き抜け、その反動で海面から飛び上がるほどの勢いだったといいます。
程なく、今見たことは他言せぬようにと自衛隊から通達があり、ただ事ではないと感じたそうです。
それが例の垂直尾翼だったのです。
なぜ自衛隊が口止めするのか。
私は事故直後にその話を聞き、長い間引っかかっていましたが、尾翼に起こった異常事態に自衛隊が絡んでいると考えれば腑に落ちます。
世間では、自衛隊の無人標的機が激突したなどという説は荒唐無稽だということになっています。
しかし、福島の原発事故の対応などを振り返れば、「国」が本当のことを言うとは限らないし、体制を守るためなら嘘をつくということを知りました。
事故調の報告書が真実を語るものではないとしても、決して不思議なことではないのです。