「英雄の書」の続編。 ネット上のサイバーパトロールのアルバイトをしている大学1年の孝太郎は､連続殺人事件を追うことになる。そんな中､先輩で､アルバイト仲間の森永が消息を絶つ。森永を追う孝太郎は､同じように連続殺人事件を追う元刑事の都築に出会い、さらに異形の守護戦士ガラと出会う。ガラは人の渇望を集め､武器を鍛えて無名の地に囚われている息子を助けに行くと言う。ガラに力を借りて､殺人犯を退治するたびに孝太郎は魔物へと変化していく。この世では生きられないと悟った孝太郎は､ガラに従って無名の地に向かう。そこでガラが戦ったものは？ガラが孝太郎を連れてきた目的とは？ う～ん・・・ファンタジーとしてはちょっと重たいかな。

宮部作品のなかでもファンタジーを読むのは初めて。ファンタジーはあまり好きではないが、この作品は裏切られなかった。 リアリティーあふれ、哲学的で、多くのことを考えさせられた。 ストーリーもおもしろい。話の展開もはやく、読みやすい。

はじめて利用しましたが、便利でした。今後も利用したいです。

宮部さんの小説は必ず満足させてくれます。昔の作品は最後に必ず希望がありましたが、最近の作品は「最後がつらい」。「やるせない」気持ちになるものが多いです。今回の最後はどうなっているのでしょう。