息子も小学生になり、私の中の「子育て」第一章が済んだ時期にこの本を手に取った。
前半はまさに私が経験してきた「男の子あるある」共感話が満載で
思わず「そういうこともあったな~」と先輩パパの余裕の表情で読める。
一方読みながら、自分自身ふと、褒め殺して自己肯定感を高揚させる育て方で
よかったのか、と不安に思うことがあった。
しかし本の最終章で、著者はこう述べていた。
「今の時代、男の子が全員"男らしく"育つことはない」と。
「男らしさ」に息苦しさを感じていた私にとってそれは救いの言葉だった。
子育て第1章の方、第2章に向かう方、そして第0(ゼロ)章の、昔男の子だったプレパパにも
是非とも読んでほしい一冊である。