著者は 大西由紀子氏に師事とのことで 大西氏の指ぬきと基本的な作り方は同じです。創作ゆびぬきというのでしょうか 古典柄を踏まえた上で 具象模様が多く紹介されています。季節をテーマに 花・鳥・蝶・サンタクロースや天使まで!!斬新です。材料はすべてカナガワ株式会社のもので 作品の使用糸はオリヅル印絹糸の色番まで 表示されています。丁寧に解説されているし 難易度も表示されているのですが ハート型や クリスマス物など 「可愛い!!作りたい!!」と思うものは難易度が高いので 初めての方は 上手く作れなくてがっかりするかも??大西氏の本やキットで少し作ったことのある人なら 楽しめる内容だと思います。私も 今からゆっくりと挑戦してみます。この本には地割表というものがついていて8コマから40コマまで17種類の地割が写すだけで出来るのですが 外周7.8センチ限定で使えるので この表を使うには 綿の巻き加減で調整して外周7.8センチの土台を作る必要があります。具象模様については そのサイズでの製図になるので このサイズの土台が作れるようになるのがベストですね。地割済みの和紙をあててみながら 真綿の厚みを調節する必要がありますが 上手くいくと 地割がとても楽にできます。(地割については 本によっていろいろな方法が紹介されていますが これが上手く均等にできるかどうかは 作品の出来具合に大きく影響するので それぞれの方法を試しながら 自分に合ったやり方で上手く均等にかがれるようになれればいいなぁ~と思います。)