率直に言って、過大評価です。
「世界観のスケールが小さくなり、戦わなくなったハリー・ポッター」という印象。
以下ネタバレを含みます。
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幼少時から天涯孤独で、「良かったことなんて一度も無い」と述べるヒロイン。正確も後ろ向きで暗いですが、エリアスには一話であっさりと懐いて笑顔を見せます。
ここは時間をかけて丁寧に描くべき部分(最低でも1巻まるごと使うべき)だと感じました。
「少女の中で停まっていた針がゆっくりと動き始めていく・・・・・・(裏表紙原文ママ)」らしいですが、どうみても早すぎです。
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一巻の内容の区切りも悪いです。
漫画の第一巻といえば、作品のテーマを分かりやすく提示し、一つの事件を解決する等して纏め上げるのがセオリーです。その一冊で完結していなければなりません。
しかし、この漫画は、世界観の説明と事件の発生(次巻へのヒキ)だけで終わってしまっています。
読後感はすっきりしません。
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魔法と魔術が存在するらしく、その違いに関する説明もありましたが、Type-moonみたいだなと感じました。
作画は、子供と人間じゃない物に関してはそこそこ上手いと思います。
大人の男女は下手。
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以上、雑なレビューですが、少しでも購入の参考になれば。
★2としたのは、満喫に置いてあったら読んでも良いかなと思う程度には楽しめるからです。
ヒロインは可愛い。