待ちに待った真砂の出所だというのに、相変わらず素直に表せない不器用な千郷、それに対し 相変わらずの直球勝負の真砂。
2人共 危険の嗅覚には敏感で万が一の対処にも念入り、しかし互いに相思相愛でありながらトラブルに見舞われてしまうのは『イザッ』という時に互いに『思い遣りの先回り』に、千郷のプライドや照れくささ&真砂の不器用さという +アルファが付くが故 『擦り傷程度の回避出来る筈の些細な事が 其々の側近をも巻き込む事件へ』と至ってしまう 変わらぬ面白さ。
今回は 千郷の過去に大きく関わる事件なだけに BB3への期待の高まる終わり方をしています。素直じゃない千郷&熱々直球の真砂が 今まで以上にクッキリ表現されたペースの早い話です。過去を巻き込んだ話の為か 千郷の内側が深々と描かれています 2人が素直になったなら この本は続かないのでしょうが 千郷には そろそろ このBB2から不器用ながらにも真砂にだけは素直になりつつあるのかな~的な御話です。