原作を先に読みその後に映画を観たが、この人の本の読み方・映画の見方はすごい、迫力がある。
自分では、宮部久蔵が何故特攻隊を志願したのか? が謎であったが、解答を得ることが出来た。重い本であるが、読み応えはすごくある。
長い間、日本軍の暗号を解読しているにもかかわらず、何故、真珠湾攻撃を許したのかという謎にも解答が合った、ルーズベルトは太平洋戦争をやらざるを得ない状況に追い込まれていたのだということが理解できた。特攻等という碌でもない作戦を考え付いた軍隊の首脳陣は救いようがないと思っていたが、そこには意図があったとの小川氏の説明には納得は出来ないが、ある程度の理解はすることが出来た。東京裁判の性格については、小川氏の意見に賛意を表明する。
宮崎駿監督の引退作品「風立ちぬ」はまだ見ていないので、是非観たいものであると思っている。