ギレルモ・デル・トロ監督はファンタジー路線の映画が多かったので、まさかこんな直球の巨大ロボット対怪獣みたいな、日本の特撮やアニメを地で行くような映画が出てくるとは。ハリウッドではすでにトランスフォーマーの三部作があったけど、あれはちょっと違う。パシフィック・リムには小細工なしで巨大な質量が真正面からぶん殴り合うという「熱さ」がある。それが理にかなってようが、なかろうがは置いといてとにかくそのぶん殴り合いが熱い映画だった。あのテーマ曲も最高に興奮したし、二人の搭乗者が息を合わせてってのもまた熱い。劇場ではもちろん3Dで鑑賞したけど、それが家庭で楽しめる日が待ち遠しい。