読書感想文の課題なので子供と打ち合わせて購入。
とりあえず、私と女房が読みました。
なんといったらよいのか、我々の日常から考えると驚愕な内容なのに、悲愴感もなく冒険記なのか?と勘違いするほどドキドキハラハラしますが、よくよく考えると主人公の少年が、世の中に翻弄されながらも必死に生きている様がつづられ、胸がジンくる話しでした。
先進国に暮らす我々にとってあたりまえのことが、実はあたりまえでなく、先人達やいったいどこの誰が今の仕組みを築いてくれたのだろうか? と、息子に考える良い機会になると思いました。
あたりまえのように学校に通い、勉強や食べ物の好き嫌いだとか、三食昼寝つき、布団は干された暖かいもので寝て、ゲーム、テレビし放題見放題。
くだらないことで兄弟げんか…。果たして、こういう子たちは主人公のツソのように、もくもくとただ生き抜くために対応してこれたのだろうか?
4年生の子だけでなく、お姉ちゃんと弟にも読んで聞かせて、家族で夏休みの時間をゆっくりつかっていろいろ話してみたいと感じた本でした。