サザンの再開はニュースになる。
以前の「みんなのうた」での再開の際もそうだった。
あの時はシングルCDが全曲出て、
全部揃えるのに躍起だったなぁ。
でも、ジャケットが当時の小さい縦長だったので、
今からすれば残念なのだけれど、しょうがない。
サザン再開までの、桑田佳祐作品と比べると、
桑田さんの自らの歌声を重ね、
数多(あまた)の楽器を奏で重ね、している、
ストイックなまでの完璧主義を暫く聞いてきたから、
・・・
それぞれの歌声がハーモニーとなって重なって、
また殊更、原坊の歌声が聞こえてきたり、
そして、パーカッションなどの音色がアクセントになって、
そんな思いを馳せながら聞いていると、
嗚呼、サザンが帰ってきたんだ、としみじみ思う。
「ピースとハイライト」の導入部、
サザンの屋号をファンに預けて、
今回再び看板を上げ、暖簾を掲げる・・・・
そんな老舗(しにせ)の復活を象徴するような、
静寂から、次第に、躍動へ変遷していくような……
そこを聞いただけでも鳥肌が立った。
楽曲的には、「蛍」が印象深い。
様々な表情を持っている名曲だと思う。
サザン、アルバムを待っています。