相変わらず読み始めてすぐに心を奪われました。途中、和奏と言う存在がありながら陽凪乃とどうなるんだろうと複雑な思いで読み進め陽凪乃の死を知り涙。一颯と和奏のハッピーエンドで良かったと思っていたら、陽凪乃が生きていることに気がつく。えーまたどうなるの？と不安に思っていたら、やっぱり落ち着くところに落ち着いて安堵しました。何度も心を揺さぶられつつも、とても心地よい気持ちです。最後に、陽凪乃にも幸福が訪れることを祈りたいし、そんな物語を読んでみたい。

以前花鳥風月シリーズを読んでとても感動したものの、しばらく経つとなぜこの主人公たちは自分の大切な決断を他人任せにするんだろうと少し腹立たしくもありました。 その為この作品も買おうかどうか迷っていましたがやっぱり読みたいと思い買いました。まだ途中までしか読んでませんがグイグイ引き込まれます。今のところ他人任せにはしていません(笑) きっと読み終わった後には読んでよかったなって思うと思います。何だかんだ言ってこの人の作品が好きです。 一緒に買った｢命のあとで咲いた花｣もはやく読みたいと思います。 【追記】読み終わりました。相変わらずこの作者の作品は｢依存｣という言葉が当てはまると思いました。しかし本の持つ雰囲気が柔らかいからなのかサクサク読め、とても感動しました。今回の作品では最後にまさかの屯田返しがありましたがそれもまた面白かったです。