ご存じニコニコ動画の神曲「千本桜」の世界を舞台にしたのがこの作品でして、どんな作品になのか公式ページ以外は作品情報を一切頭に入れずに買って読みました。
こちらでも敢えて物語の導入やストーリーの細かい所は書きませんが、大正ロマン溢れるパラレルワールドな世界・新帝都・桜京(おうきょう)を舞台に初音ミク達が動いて話して歌ってます……って、ざっくりしすぎてますね(汗)。
ともあれ、主人公のミクはもちろん、リン、レン、ルカ、そしてMEIKOにKAITOといったボーカロイド達がそれぞれ「千本桜」の世界観に沿ってちゃんとキャラクターが立ってますから、その辺は安心して読んで良いです。それこそヤングジャンプ連載中の「週刊はじめての初音ミク」のキャラクター設定に慣れてると最初戸惑ってしまうくらいに。著者が動画のイラストを担当した一斗まる氏で、本職の文章書きではない事から不安な人もいるかも知れませんが、スイスイ読めましたし、ストーリーもしっかり理解できましたから、その辺は心配ありません。
ただ、他のサイトでの感想でも書かれていますが、「千本桜」の世界の成り立ちやストーリーなど、消化不良の部分が多く、その辺は是非とも続巻を期待したい所ですね。
何はともあれ、まずは読んでみて下さい。