お知らせを表示するにはログインが必要です。
このエリアでは、楽天市場でのお買い物をもっと楽しんで頂くために、あなたの利用状況に合わせて便利でお得な情報をタイムリーにお知らせします!
ようこそ 楽天市場へ
レビュー商品ページへ

レビュー一覧

  • star-ratingstar-ratingstar-ratingstar-ratingstar-rating5
    2013/04/22
    餅子3さん
    女性
    30代
    継続可能農業を論じた良書
    食糧交易網の発達をベースとして栄華を誇る文明「食糧帝国」。 過去から現在に至るまで、多数の食糧帝国が生まれ、繁栄し、そして消えていった。 古くはメソポタミアに栄えたシュメール人たちの国。ローマ帝国、そして現代の各国。 各時代で、食糧増産の原動力となったコミュニティ(キリスト教の修道士たちや大航海時代の冒険家たちなど)があった。 どの時代でも、都市の人口を賄うための食糧生産量を確保するために、大量の水、農薬・肥料、さらには労力、石油を使ってに加えて単一の作物のみをハイペースで生産し続ける。 また、効率を追い求めた結果としてなされた研究はメンデルの法則の発見やGM作物の誕生など様々な成果を生み、科学技術の発達をもたらした。 しかし、一方で、集約型農業の末に疲弊しきった農地にもたらされるのは、収量の大幅な低下から耕作不能地の増加、食料不足に起因する社会不安、そして最後は文明の滅亡という荒廃した末路だ。 本書では、そういった過去の文明の栄枯盛衰の実例を踏まえて、現在のから「持続可能な農業」への転換の必要性を主張する。 >考古学の研究により、ほぼすべての古代の農耕中心地で、食生活の質が低下したことが証明されている。 (中略)一万年前の先祖の水準を取り戻すには、人類は産業革命を待たねばならなかった。(127ページ) 農耕開始後、単一食糧接種に伴う栄養の偏りや労働時間の長時間化によって、人類は極端に短命化する。 短命化した人類の寿命が、狩猟生活当時の長さに戻るまでには、産業革命を待たねばならなかったというから、狩猟時代の人類は思いのほか長生きだ。 ただし、狩猟生活では人口を増やせない。 自然環境によって、環境が養える人数はほぼ固定だからだ。 これが農耕生活であれば、農地を広げることにより、養える人数を増やすことができる。 人類は狩猟生活から農耕生活へ切り替えた。結果、寿命は短くなったが、人口が増えた。 何世代か重ねると、農耕人口が狩猟人口を上回る。農耕民族がメジャーな時代の到来だ。 非常によく言われることだが資源は有限である。 しかし、持続可能な農業、循環型の農業、有機農法、はたしてそれで、既に増えてしまった人口を賄いきれるのだろうか。 もし地球人口が、持続可能な農業により賄える限界をすでに上回っているのだとしたら、持続可能な農業の果てにあるのも、やはり暗黒の時代なのかもしれない。
    実用品・普段使い|自分用|はじめて
    注文日:2013/02/11
  • star-ratingstar-ratingstar-ratingstar-ratingstar-rating5
    2013/03/08
    ななぼー11さん
    女性
    40代
    人間の愚かさ。
    人間は何度も同じ過ちを繰り返し、学習しない、出来ない生き物なの?せめて小さな力でも、何もしないよりマシだと思って出来る事をやっていこうと思います。
    実用品・普段使い|自分用|リピート
    注文日:2013/02/26
お客様のご意見をお聞かせください
このページは役に立ちましたか?
役に立たなかった
役に立った
楽天市場の関連ジャンル