心さんは強くなんかないと思いますよ。
ただ、ご本人も負けず嫌いと言ってるように「(魔裟斗さんの)遺伝子を残したい。」この信念を貫き通す、その意地のようなものは感じました。
自分が弱いのを知っているから、弱い自分に負けて傾かないようにプラスの事を自分に言い聞かせてる。そんな印象です。
「自分の弱さを知ってる人が実は一番強い」っていいますが、こういう事かと思います。
負けず嫌いがゆえに人に弱さを見せたくないようなので、泣いたこと・辛かったこと等はほとんど本文に表れていません。
本当は愚痴の一つもあるだろうに、魔裟斗さんにも配慮してそのような事も一切触れられていません。
でも、なんとなく心の葛藤が垣間見えたりして、芸能人の不妊治療の本で東尾理子さんの本もよくこれと対比されてますが、個人的には心さんの本の法が自然な感じがしました。
文章は重複内容が多く、写真は少な目、治療内容は具体的ではないですが、不妊で辿ってきた道のりは記されています。
結局は授かれたんだからいいじゃん!って思わせる感じではなかったですよ。