結婚して新居を構えたときから、自分がもし突然死んでしまったら、その時の状態をほかの人にさらされるんだ、だから部屋をキレイにしておかないと。。という強迫観念にも似た重荷のような責任感を背負って生きてきました。
ひすいさんのこの本は私の小さなミエのような恥ずかしさから捉える死んでしまったらどうしようというような自分の都合というのとは違う、もっと大切な誰かに対する思いやりがあるだろう?!考えてごらんよと呼びかけられるような、読み進めるうちに感謝で涙があふれてくるような、そんな感じのあたたかさに包まれる本でした。
偶然だと思いますが、この本を買った翌日に小さい頃から可愛がってくれた叔母が亡くなったと連絡があり、今までの私なら儀礼的に粗相のないようにと体面のことを第一に考えていたと思いますが、この日は本当に叔母さんに、叔母さんの周りに集まる方々に感謝の言葉を言いたくなって葬儀に駆けつけました。