オペラを総合芸術にまで高めた「楽劇」の巨匠であるワーグナーの音楽は、独特の魔力を秘めており、この魅力に取り憑かれた聴者(ワグネリアン)を数多生み出しています。
当盤は、CD1に序曲・前奏曲の管弦楽とCD2に有名な歌の一部を収録(デッカ盤から厳選)したコンピレーション・アルバムです。個々の作品を満喫するには物足りないですが、ワーグナーの音楽全体を俯瞰するのに良いですし、ワーグナー作品の指揮で評価が高いショルティの好演が多く収録されています。
※1958年~2008年にアナログ(ステレオ)とデジタルの混在録音、ジュエルCDケース12ミリ厚、ブックレットP20歌詞対訳なし。