ふとしたきっかけで「鈴木敏夫とジブリ展」を見る機会があり、とても面白かったので、その延長線上でこの本を手にしました。お恥ずかしながら、映画はほとんど見ないし、ジブリの作品も数えるほどしか見ていないので、完全に仕事目線で本を読みましたが、とても読み応えのある本でした。「10,000時間の法則」を地で行くようなエピソードがたくさんあり、改めてジブリの作品を観たいな、と思う一方で、これまでに生み出されてきた作品のOS的な部分に「10,000時間の法則」的な要素がある、と考えた場合、これからは魅力的な作品が生み出されることは難しいかもしれない…と、ちょっと寂しく思いました。