打ち込み、ポエトリーリーディング…ロックとしての新しさはないけど、なぜか新鮮に感じた。チバはこんなアルバム創らないと思っていたからかも。楽曲を映画に提供したアルバムだが、まるで映画のサントラのようでもあり、チバの音楽の心象が浮かび、チバの血肉となったロックの残影が見える。一貫性のない構成。それもチバらしい。好きなようにやっだけと彼は言うだろう。TMGEからのリスナーは戸惑うだろうが、40代半ばで初のソロに挑んだアーティストとしての姿勢はこれで良いと思う。純正ロックを求めるならbirthdayに期待しよう。