数々の有名なプロダクトを生み出している著者が、アスリート向けの義足に挑んだという事で、非常に興味がわいて購入しました。通常、義手や義足は本物の手足を模して作られるものですが、速く走るということを追求するとこうも形が変わっていくのだということに、技術の進歩に加え、それを使いこなすアスリート達の「心の進化」を感じました。装具を付けているアスリート達の方が、困難を乗り越えている分、人として先を行っているなーという感覚が、なんだかとても不思議で、これは凄いことが起こっているぞ!という気持ちになりました。そんな気になる本です。