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レビュー一覧

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    2012/07/16
    muromaroさん
    男性
    40代
    信託をモチーフにした大河小説
    本書の著者永畑俊三は、誰あろう、現楽天銀行社長の永田俊一その人のペンネームである。彼は財務官僚として長年銀行行政に関わり、その後、信託協会副会長・専務理事、預金保険機構理事長等を歴任した。金融界きっての信託通と言われ、信託法制度関連の本名での著書も多数ある。本書はそんな彼の信託に寄せる想いを時代小説を借りて表現したものである。本ペンネーム名義で既に「透明な墓標」が刊行されているが、本書はその姉妹編に当たる。前作は幕末が舞台であったが、本作は近現代の第二次世界大戦後までに時代を移して、さながら密度の濃い大河小説の趣きがある。本書の楽しみ方は様々であって、著者の生まれ育った佐渡の風景描写、深い見識に基づく歴史観、主人公の淡いラブロマンス、そしてもちろん、様々に説明される信託の理念の真髄などが挙げられる。私が特に共感したのは国際連盟における委任統治領は信託統治でいくべきではなかったかを議論する部分である。信託銀行員のみならず、広く志の高い人々にお奨めする。
    実用品・普段使い|自分用|はじめて
    注文日:2012/04/29
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