「仁義なき戦い」「日本沈没」についてが最後の3割、至るまでが全体の7割!日本映画業界、東宝と東映の歴史の一部は興味深いが…
映画「日本沈没」(もちろん1973年版)の大ファンなので購入。「仁義なき戦い」、邦画も好きですが。
タイトルに惹かれたのですが、「仁義なき戦い」と「日本沈没」について語られるのは最後の3割弱で、
それを目当てに読み始めると、目的にたどり着くまでが長い!!
非常に興味深く読ませてはいただきましたが、両作品にまつわるエピソードなりコメントなりを、
もっと多く読みたかった。
本来、本書はそもそも、そこまで(の当時のころ)に至るまでの部分「東宝vs.東映の戦後サバイバル」が
メインだったのだと思う。
「仁義」「沈没」はその中での大きな転機ではあったのでしょうけれど。