「はちみつとクローバー」もそうですが、思春期の青少年の心だけでなく、おじさんの気持ちまでとても丁寧に描かれています。「人に伝わるのは、結果だじゃない。」「世界は、結果だけで回っているわけじゃないんだよ。」その通りです。
「世の中では、成果を上げた人間しか認められない」と思っている受験生、新入社員から部課長の皆さん、そんな勘違いしているから日本がおかしくなっているんです。
努力の積み重ねは、いつか結果を出します。自分で結果を出せなくても、いつか誰かが結果を出してくれるんです。その努力のおかげで今日の日本があります。「なでしこ」だって、イチローだって、最初から世界一だったわけではないですからね。誰彼の礎があって、自分も努力し続けて、そして初めて栄光の頂に上がれたわけです。
8か月スパンで出てくる新刊がとても楽しみな一冊です。