いいです、カッコよくて泣ける映画!まずビックリだったのが私の一番好きな監督マイケル・マンであった事、エンドクレジットで解りどうりでこの映画…と同時に反省、知らなかったとは。ならば右に出る物はいないでしょうノンフィクションならなおさら。この監督のリアリズムというかリアリティはフィクション、ノンフィクションにとらわれずかなりの再現度が映画を色々な意味角度で身近に感じる事ができストーリーはもっての事使用される道具だったり背景、音楽、言語やジョーク台詞に至るまで繊細であくまで忠実、チャラけたワイヤーアクションやありえない格闘シーンとは比べ物にならない。物語は1930年代ですが古さを全く感じないんです、やはりこれもリアリティを追及しての事なのでしょう、見る側も本物を感じる事ができるからかもしれません。そしてなんといっても共通して言えるのが眼球の奥から涙がジワリと滲む何ともやりきれないラストシーンがいつも印象的で人間味現実味あるところがたまりません。またどういうわけかCASTがドハマりなんですよねいつも、なりきらせるのが上手いんでしょうね?ジョン・デリンジャーがやったことは現実今では到底擁護できることではありませんが当時の恐慌アメリカにおいて何故庶民に受け入れられたのか、伝説として今日まで語り継がれるになったのかこの映画で少しわかった気がします。いやぁいい映画でした好きなマイケル・マン監督の作品も増えて大満足です。