猟師ならではの実体験の描写が素晴らしいと思います。

・小説ではなく、ノンフィクションということに興味を惹かれて購入しました。まるで自分もその場にいて、森の中の音、匂い、温度、気配を感じ取っているように思えました。ハンターは、五感を研ぎ澄まして、まだ姿を現していない動物の次の行動を予測して動いていきますが、一回の行動距離がとんでもない距離です。一匹の獲物を捕らえるということの、労力と価値を実感します。 ・アメリカ武者修行の話が興味深かったです。狩猟の盛んな文化圏なので、プロハンター育成学校なるものがあるそうです。ハンターガイドになるための訓練を受けて、成績表をもらったり、卒業式？もあるようです。 ・犬好きなので、相棒のアイヌ犬フチとの関係に心打たれました。

仕事の流儀を見て、この人の本を読んでみたいと痛切に思いました。何と表現したらよいのか良く分かりませんが、瑞々しい感性にあふれているというか、とにかくすばらしい作品です。ハンター、猟師というより哲学者ですよ、久保さんは。

目にありありと自然の描写が写しだされ、愛情と厳しさがあふれ出て最後は涙で字が読めなくなるほどでした。この本を読んだ知人は今までで最高な文章だ！と感動していました。同感です。

面白くて、一気に読んでしまいました。 自分が、その場にいるような臨場感があって、とても良かったです。

2021年12月3日読了 ノンフィクション。まあ面白かった。 この人は猟師（特に熊）で、自分の経験を書いたもの。実際の猟の描写とかが面白かった。熊猟の人は、散弾銃ではなくライフルを使うんだなあと思った。なんでも（接客とか）できる人だった。

「北海道を舞台に、色々な生き方があるなー。」と考えさせられる一冊です。厳しい自然、ヒグマと対峙するなか、家族の一頭の犬を通じての愛と共感。とても感動しました。以前単行本発刊時に一冊購入しましたが、また今回文庫本刊行にあたり、購入させて頂きました。自然が好きでも凡人の私には真似できない生き方ですが、読後の清涼感はとても素晴らしいものがあります!

十九の弟子が出来たらしいです。非常に興味ある本です。よろしくお願い申し上げます。

こんな本を待ってました。 期待通りの内容でした。満足です。