最終巻1歩手前、ということで、もしかしたら、とは思っていたけれど
本当にそうなるとは、という終わり方でした。
本来、登場回で消えて終わるはずだったけれど
消えずに残った、その矛盾の解消。
ある意味でこれ以上ないほどのメタ要素なのかもしれない。
キャラクタはその役割を演じなければいけない。
ロールプレイングができなくなったキャラクターは退場する。
本来の役割を外れた時点で、そうなることは決まっていた、と。
半分ご都合主義だったハッピーエンドのツケを
シリーズ完結前に払った、というところなのかな。
読後感としては悲しみと言うより寂寥感という感じでした。
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ちなみに前半はいつもどおりのギャグで、忍や真宵との軽い応酬でした。
それだけに最後が余計に寂しく思えます。