自分の子は不登校ではありませんが、何故不登校が増えているのか知りたくて購入。基本的に、子供に自信を付けさせる言葉掛けをするという内容です。ただ生きているだけでも自分には価値があると感じさせる、とも言えます。普通は、褒めるというと「大人にとって都合がいい行動をした時に褒める」傾向がありますよね。トイレトレーニングでも勉強でも、うまく出来たら褒めて早く上手に出来るように仕向ける。でもそれは同時に、「上手に出来ない自分には価値がない」と教えることでもある(…という内容は本書には書いてありませんが、私はシュタイナーの教育論から学びました)。不登校から脱出の兆しが出た子は、一助的に暴れることがあるという情報など、色々と示唆に富む内容でした。不登校以外にも、子育てに不安や迷いのある親には一読の価値があります。