日本の川や湖沼に生息する淡水魚258種を収録しています。
ポケットサイズで最も掲載種が多い図鑑なのではないでしょうか。
大判の淡水魚図鑑にも決して引けを取らないと思います。
写真は、成魚を中心に掲載されており、ヒブナやヒドジョウといった
体色変異個体の写真も僅かですが掲載されています。
2010年に新種記載されたヨドゼゼラについては、ゼゼラの項に
名前だけ紹介されています(写真は無し)。
本書にはレッドリストカテゴリーが掲載されているのですが、
本書を読んで絶滅危惧種の多さに驚きました。そういった点からでも
一読の価値がある一冊だと思います。