実家が農業やってましたが、農業高校にはまったく縁がなかったので興味深く読み始めたのですが・・・畜産、、それは普通の人にはハードルが高過ぎるだろ・・。(呆
子供の頃、我が家には農耕馬がいましたし、両隣は(ま、うちの故郷の隣家は3-400mしか離れていませんが)、米作りに加えて肉牛飼育と養豚をやっていました。母の実家では10頭の乳牛を飼っていましたから、家畜を抱える生活が大変なことは読む前からわかっていました。しかし、改めてその大変さを認識させられます。。
私の弟が文系の大学を卒業するにあたって畜産のヘルパー(農家の人手不足を補ったり、家族旅行や冠婚葬祭で外出する時などに入るヘルプ業)をやると言い出し、家族会議になった時のことが思い出されます。
コメ農家の親ですら心配する、、それが畜産です。
それにしても、舞台となる農高生は入学時点で明確な目標持っていて凄いですね。やはり今どきのプロ農家の子弟は違う。
私の同級生も結構な人数が農業高校に進学しましたが、もっとのんびりしていた気がします。まあ、輸入食品との競争なんて全くない、のほほんとした時代だったですからね。
何はともあれ、農業とは食物を生産する仕事です。家業としてやっていくからには、場合によっては生産を妨げる害獣(モグラ、キツネ、猪、熊など)の命を奪う場面にも直面します。
畜産ともなると、動物の生命をもっとシビアに、悪く言うと資産(モノ)として取り扱うように見える場面もあるでしょう。
スーパーの精肉コーナーで発泡トレーにのせられた肉や乳製品の裏の世界をもっと広く知ってもらえればいいな、と、農業からドロップアウトした者としては思わずにはいられません。