購入当初は丁寧に書いてあるなーと読んでいましたが、
全部読み終わるにつれてだんだん厳しい気がしてきました。
「自分たち人間にもともと備わっている感覚を思い出す作業」をいろんな方法で蘇らせる方法が数例書いてあり、あとは練習で自分に合った方法を探してくれとありました。
その上で、経験を積み、動物と話すことを目標にしている本だと思います。
簡単にできますとは書いていない分、信用はできますが、
テレビの志村動物園にたまに出てくる「ハイジ」さんの様なテレパシー的な感じではなく、「崇高なる魂との対話」と著者も書いていますが、
そういった「魂との対話」で話すということなので自分が思っていた動物との対話と違うなと思う人も多いのではないかなという気もします。
疑ったり、自分には無理と思うこと自体が、人間にもともと備わっている力にブロックをかけ出来ずらくするとあったので、自分自身へのメンテナンスにも相当時間を要する気もしました。
「イメージする力」の重要性が書いてあったり、動物と話すために自分の根を大地へ伸ばしイメージをすることや、ネガティブなものを放出するイメージの仕方、等々もあり、「想像する力・気付く力」など最近の現代人に乏しいものを膨らませる努力も必要である様でした。
著者は大体全部で3年程習得までに時間を要したとありました。
自分は、3年頑張ってる間に愛猫は16歳を超えてしまうし、闘病している今の状況で、自分には厳しい気がします。
著者も「話すことばかりにとらわれてはいけない」とありましたが、
アニマル・コミニュケーターのプロを目指すのでなければ、やはり自分の肉体の目でしっかり彼・彼女らと向き合い、触れ合い、信頼関係を築いて今を共に楽しみ、しっかりと見つめ共に生きていくことの方が大切なのではないかと、この本を読み更に確信した気が自分にはしました。
その上で自然と、身についているのであれば、それに越したことはないのかなと。
ですが、そのやり方が、練習方法が書いてあるという本はなかなかない気がします。
伝記的なものを読んでも自分には出来ないことばかりな気がしますが、この本は、きっかけは与えてくれているわけですから、
体得できなかったとしても「自分にも」という希望は伝記本よりかは与えてくれていると思います。